たけぼーの備忘録

暇を持て余した人間の無意味なブログ

日本人が中国観光でLINEやGoogleを使うために

Boeing | 747-430 | Lufthansa | D-ABVY | In Flight | China

こんにちは、たけぼーです。

今回も、前回に続いて中国がらみの記事です。なんか中国調べてたら興味が沸いちゃったので、書こうと思います。

というか、このブログはプログラミングで役に立ったこと書こうかなと思ってたのに、全然別のことばっかですね(笑)

 

まあ、気にせずいきましょう!笑

 

今回のテーマ

今回は、もし中国に観光したときに、基本と同じようにネットをするならどうしたらいい?ということを書きます。

 

中国のネット事情

中国にはネット検閲があります。上海や北京など主要な地域を含め、中国全土が対象区域です。香港や台湾は特別区域ですので、検閲はありません。

検閲については、前回の記事を見てくださいね。

 

当然、いくら観光客だとしても、中国国内で通信するためには、何が何でも検閲をしてやる、というようになっており、中国国内ではGoogleやLINEといった日本おなじみのサービスは使えません。

個人的には、ふたつとも大変お世話になっているので、これが無くなると厳しいものがあります。特に、GoogleGmailをメインとして使っているため、観光中に見れない、というのはかなり困ります。

まあ、中国に旅行することはないと思いますが(笑)

 

検閲なしで旅行を楽しむために

では、どうしたら回避できるのでしょうか。方法は大きく分けて2つあります。

それはVPNを使う、ローミングで通信する、の2つです。

 

 VPNを使う

VPNについては、前回詳しくやりましたので説明はそちらを。こちらでは、具体的にどんなサービスがあるかをお伝えします。

よく知られているところでは、セカイVPNというサービスがあるようです。

セカイVPN いろんな国のIPアドレスが使えるVPNサービス- INTERLINK

こちらは、2ヵ月間無料であるため、短期旅行なら無料で利用できそうですね。日本に帰ってきたら解約すればいいわけですから。

他にも、VyprVPNなど選択肢は結構あるようです。これらは基本有料ですので、使う際には注意してくださいね。

こちらが大変参考になりました。

 

では、このVPNを使うメリットとデメリットを書きましょうか。

メリット

  • 検閲をかいくぐり、自由なネットができる。
  • 一回設定をすませれば、あとはほとんど何も必要ない。
  • 費用が安くすむ。

デメリット

  • 通信が不安定になり、接続が切れることがある。
  • 中国当局VPN事業者を統制し始めた
  • 昨日使えたVPNが、今日使えなくなる可能性がある。
  • 別に通信回線の契約が必要。

まあこんな感じだと思います。一言でいえば、VPNは賭けなのです。中国当局から認められた方法でも何でもないので、当然急に検閲されることもあります。VPNへの統制が厳しくなっている今、今後がどうなるかなんてわかりませんから。

 

海外ローミングを使う

2つめの方法は、ローミングです。

ローミングとは、海外での通信でも、通信の最後を契約先のサーバーが行うということです。

イメージとして、ざっくりお話しします。私もあまり詳しくないので、間違ってたら教えてください。

 

例えば、docomoスマホで通信した場合を考えます。国内で行う本来の通信は、通信する機器からdocomoの回線を通じて、世界とつながるわけです。つまり、例えばアメリカとつながる場合、日本→アメリカというように通信が行われます。

これは、中国国内で通信会社と契約を結んだ場合も同じで、中国→世界となります。実際にはこの中国国内での通信は数々のサーバーを転々とするわけですが、数ある中国のサーバーから海外のサーバーにうつる際に必ず通る中国国内のサーバーに検閲システムがあるようです。

ですから、中国国内では、必ず検閲システムを通ってから通信が行われるため、物理的に検閲から逃れられないわけです。これはどうしようもありません。

 

しかし、ローミングというシステムは少し違います。ローミングで通信を行う際には、このどうしても通らなければならない検閲サーバーに行くとき、データの宛先はそのローミングを行っている国になっています。それによって、契約先のサーバーにとばされます。つまり、たとえばdocomoのひとが中国でローミングをするときには、検閲サーバーに行くときに宛先は日本となっており、docomoの通信サーバーに転送されます。ですから、宛先のIPは規制対象となっていないため、ローミングなら検閲をされずに通信を行うことができます。

まあ要するに、ローミングは中国以外の国で通信を行っている扱いなので、さすがに他国のネットまで検閲はできない、ということです。そんなことしたら国際的に大問題ですから。

 

では、メリットとデメリットを。

メリット

  • 難しい設定がほとんどいらず、簡単に使える。
  • この方法なら例外なく安定して検閲を回避できる。

デメリット

  • ローミングでの通信は費用が高く、特にdocomoのような携帯会社はパケホ対象外で、高額になるケースもある。

こんなところでしょう。ローミングはパケホ対象ではなく、別に海外用のパケホに加入する必要がありますが、これは1日単位でパケホになるので、かなり費用がかかります。

 

実際に何を使うかを考える

では、中国旅行では、なにに契約してどんなものを用意すれば通信できるのでしょうか。

検閲をかいくぐり、通信を行うには、レンタルwifi+VPNのパターンと、香港SIMのローミングのパターンとがあります。

 

レンタルWi-Fi + VPN

レンタルwifiは、現地の通信会社と契約を行ったwifiを貸してくれるサービスです。

レンタルは、3G回線と4G回線があります。3Gより4Gの方が通信が早いのはご存じだと思いますが、やはり4Gは比較的高いです。4G回線のレンタル相場は、1日1,000円前後のようです。ですから、3日間の旅行ならトータルで3,000円といったところです。VPNは自分で契約しなければなりません。そのVPNの試用期間内なら無料ですむわけです。

私が見た中で一番おすすめなのは、JetfiのレンタルWi-Fiです。

こちらは、通常1日980円で500MB使い放題と、他よりも断然やすいプランとなっています。こちらは空きのSIMスロットがあるため、自分で用意したSIMをさすことだって可能。便利そうです。

さらに、先ほど紹介したセカイVPNなどを組み合わせれば、検閲を回避して通信できます。

このレンタルWi-Fiは機器を送ってもらうため、往復分送料がかかります。

 

仮に、jetfiのレンタルWi-FiとセカイVPNを3日間使用した場合、4190円+税(税は送料分だけ)となります。

 

香港SIMのローミング

ローミングを使うなら、日本のローミングサービスはぼったくりなので、香港SIMが良いでしょう。香港のローミングサービスは日本よりグンと安くなりますから、かなり良いサービスです。香港SIMはAmazonで購入することができます。

ここで注意点ですが、これを利用するためにはSIMフリースマホルーターが必要ですので、お気をつけください。さらに、中国の4GLTE回線は日本と異なる周波数帯を使用しています。自分のスマホが対応しているかどうかは、ご自分でお調べください。

SIM選びは以下のサイトが非常に役立ちます。

https://www.google.co.jp/amp/s/c-study.net/2016/03/hongkong-sim-summary/amp/

 

SIMフリーの端末なんか持ってないよ!という方、朗報です。

実は、香港SIMのローミングとしてwifiをレンタルしてくれるところがあります。

それは、エクスモバイルです。

こちらの、中国レンタルWi-Fiのデータパック型は、中に香港SIMが入っているため、特殊な手続きなしで検閲を回避できます。香港SIMを自分で買うよりは割高なのですが、仮に3日間借りた場合、4G回線で1GB使用で、3594円+税(内3,000は不課税)となります。

 

先ほど紹介したjetfiのwifiを借りて、自分で購入した香港SIMをさして使うということも可能かもしれません。ですが、ローミングに対応しているかはよく分かりませんので、自己責任でお願いします。

 

まとめ

いろいろ方法を考えてきましたが、2・3日の旅行なら香港SIMのローミングが楽だしいいかな?と思います。

出張などで長期滞在する方はVPNとレンタルWi-Fiがベストでしょう。コスト的にも。

 

最後に

最後に一応言っておきます。こららすべて、私は試していないため、本当に検閲を突破できるかは知りません。

ですので、あくまで自己責任でお願いします。

 

ではまた。