スマホ選びで後悔しないために見ておくポイントを書き出してみる
こんにちは。
今回は、スマホに関する話題です。
前振り
つい最近、本格的な冬が到来しました。というとこは、次は春がきますね。ということは、機種変更の時期がやってきますね(笑)
かなり強引かもしれませんが、私は2年前の3月に機種変更しましたので、ついに2年縛りが解ける時期な訳です。3月は値引き合戦となるため、3月に契約した方も多いのではないでしょうか。
現在、Xperia Z5を使用しています。auで契約し、キャンペーンをこねくり回して加入したので、月々なんと3500円!
格安SIMもびっくりな安さです。
しかし、これは所謂MNPしたら一括0円!があった時代だからできたことで、今はさすがに厳しい状態です。
ということで、次の機種変更と共に格安SIMに乗り換えることを決意したのですが、なにせ種類が多い。
格安SIMの話はまた今度まとめようかと思うのですが、今回はスマホについてです。
格安SIMにするなら、スマホはどれでもいいわけです。
主要3キャリアで売っているスマホ以外にも、この世にはたくさんのスマホがあります。
私は調べていて思いました。
どれがいいのかわからない!!と。
何を基準に選べばいいのか分からない!!と。
ということで、今回はそんな沢山のスマホから何を基準に選べばいいのか考えてみます。
よく知られているメーカー
格安SIMとセットで売られているスマホの中には、あまり聞き慣れない(でもその界隈ではかなり有名な)メーカーが沢山あります。
ということで、まずはそちらの説明から。
Sony
Xperiaシリーズを提供するソニー。特徴は何といってもカメラと音質です。
カメラ内のセンサーではトップクラスのソニーは、搭載のカメラ性能が高いです。
また、Walkmanで培った音声処理技術で、どんなイヤホンでも素晴らしいクリアな音声が出ます。本体内蔵のスピーカー性能も高いです。
シャープ
鴻海に吸収されたことで有名なシャープ。AQUOSシリーズを提供します。
鴻海に吸収されてから、シャープは丸くなった?気がします。以前は、AndroidのOSアップデートは絶対に提供しないことで有名で、rootを取りにくいようなシステム改良が行われていたりと、堅いイメージだったのですが、最近は2年間のOSバージョンアップを確約するなど、新たな動きを見せています。
液晶画面に搭載されているIGZOは、省電力性能がかなり高いことが特徴で、このIGZOのおかげで鴻海に救われたとかそうでなかったとか。
FUJITSU
PC部門で有名な富士通。ARROWSシリーズを提供しています。
初期の頃は、ガラケーにあった機能をすべて詰め込みすぎて、発熱がひどく、巷ではカイロとしか使えないなんて言われる始末となりました。
しかし、今では安定した性能のスマホを提供し、日本独自の機能であるワンセグやおサイフケータイを搭載している、なんとも日本向けなスマホを作っています。
京セラ
京セラは、主要3キャリアでも安い部類のスマホとしてよく登場します。
ガラケーの延長のようなスマホも多く、ガラケーユーザーには使いやすいように思います。
まだガラケーを製造している数少ないメーカーであることも関係あるかもしれません。
Samsung
サムスンは、GALAXYシリーズを提供する韓国メーカーです。
Galaxyシリーズといえば、バッテリー発火で一時期お茶の間を賑わせ、大量のリコールとなり、機内持ち込みが禁止になったり、挙げ句の果てには戦闘ゲームの武器としてGalaxyを使うというMODが出たりと、大騒ぎになりました。
しかし、現在ではそんな心配はなく、かなりの高性能スマホを提供し、シェアは世界一です。
LG
テレビ部門で日本でも有名なLGは、auのisaiなどを提供する韓国メーカーです。
音質や画面の美しさにこだわった端末が打ち出されており、ガラケーとスマホを掛け合わせたガラホを売り出したりしています。
HTC
htcは主にスマートフォンを製造する台湾メーカーです。
国内メーカーに比べて、低価格で高性能なスマホが製造されています。
海外メーカーでは珍しく、おサイフケータイなどの日本特有の機能を持ったスマホが発売されていたりします。
ASUS
ASUSは台湾に本社を置くメーカーで、PCの製造でも有名です。
ZenFoneシリーズを販売しており、主要3キャリアではあまり見ませんが、低価格で性能の良いスマホとして世界的にも有名です。
ZenFoneシリーズは、ライトユーザー向けの低価格モデルからヘビーユーザー向けのハイスペックモデルまで様々な種類があります。名前が似ていても、スペックがまるっきり違ったりします。
スペックを評価するポイント
メーカーの紹介が終わったところで、今度はスマホを買うときにどこを見比べたらいいのか、について話を移しましょう。
ポイントごとに書きますが、かなりマニアックな内容も含まれているかもしれませんので、困ったらスルーしてください。
SoC
SoCはCPUやGPUなどをまとめたものです。ですので、スマホの処理能力を決める最も大事な部品です。
性能評価ではよくSoCが評価されます。
SoCを評価する上で、見なければならないのは、SoC名とクロック周波数、コア数とベンチマークです。
特に、ベンチマークはかなり役に立ちますので、覚えておきましょう。
ベンチマークとは、SoCの性能を数値化したもので、概ね数値が大きければ大きいほどよいです。
ベンチマークは様々な方法で行われていますが、有名なのはAntutuによるベンチマークです。
Antutuによるベンチマークの数字は、5000程度の差なら無視しても良いですが、やはり10000ほど違うと体感として大きく異なると言われています。
こちらに、ベンチマークの値が一覧で掲載されていますので、参考にしましょう。
クロック周波数とコア数はCPUに関係する数字です。
SoC内のCPUは処理全般を担当する部分です。
CPUはクロック周波数とコア数が性能に大きく影響し、一概には言えませんが、それぞれ数字が大きい方が性能が高い傾向にあります。
しかし、コア数が多いからといって高性能という訳ではなく、あくまで一つの指針としてとらえてください。
SoC名はQualcomm製のSnapdragonや、Mediatek製のもの、HiSilicon製のKirin、サムスン製のExynosなどがあります。
他にも、PCではトップメーカーのIntel製のAtomというものがありますが、スマホではほとんど使用されていません。と言うよりも、Snapdragonが使われているものがほとんどです。
Snapdragon
Snapdragonは200シリーズ・400シリーズ・600シリーズ・800シリーズの4種類があります。
- 200シリーズ
ほぼ使われているものを見たことがありません。国内では簡単スマホなどに使われています。
このシリーズは、いわゆるローエンドモデルで、性能の低いものとなります。
あまり手を出さない方が身のためです。 - 400シリーズ
エントリークラスのSoCで、安価なスマホに搭載されることが多いです。最近は8コアのものもありますが、クロック周波数は低く、安さを重視したモデルとなっています。
このシリーズは、LINEやFacebookなどの使用がメインで、ゲームはあまりしない方は満足できる性能があります。 - 600シリーズ
ミッドレンジクラスのSoCで、グラフィック性能はあまり高くありませんが、処理能力は高めのモデルです。
最近では8コアのものが主流で、格安スマホの中でも値段が高い部類に搭載されることが多いです。
もっとも新しいSnapdragon 660は、ハイエンドモデルのSnapdragon 810よりベンチマークが高く、600シリーズでも性能がかなりよいものが登場しています。 - 800シリーズ
ハイエンドクラスのSoCで、各メーカーでもっとも性能の高いスマホはほぼこのシリーズが搭載されています。
処理能力の高さはもちろんですが、グラフィック性能も高いので、3Dのゲームをやってももたつくことがありません。
その分値段はお高いです。
Mediatek
MediatekはSnapdragonよりも低価格なモデルを販売していますが、性能はSnapdragonよりも劣っているものが多いです。
Snapdragon 200シリーズのものを選ぶぐらいならMediatekのものがいいですが、あえてMediatek搭載のものを選ぶ必要はないと思います。
安さ重視なら選択肢の一つとなるでしょう。
Helioシリーズというのがあり、こちらはやや性能が高いです。
対応周波数
日本では、docomo・au・SoftBankの3社がLTE回線を運営しており、格安SIMはこれらの会社から回線を借りて運営しています。
詳しくは書きませんが、格安SIMはほとんどがdocomo系で、mineoやUQmobileがau系、Y!mobileがソフトバンク系です。
格安SIMでスマホを使うときは、使う回線の周波数に対応しているかがポイントとなります。
特にauの周波数は特殊であるため、注意が必要です。
本来は4GLTEで契約していても、音声通話は3G回線で行うのが通常です。
しかし、最近では音声通話も4GLTEで行うVoLTEという技術が用いられるようになってきました。
つまり、音声通話をする際には、VoLTEに対応しているか、3G回線に対応しているかのどちらかが必要です。
auの3G回線は世界的にも特殊なCDMA2000方式を使用しており、docomoやSoftBankとは全く異なります。
そのため、auの3G回線に対応しているものはかなり少ないのが現状です。
また、VoLTEに対応しているかもバラバラのため、au回線で使えるスマホは数が限られています。
au回線を使う予定の方は、ここに注意しなければなりません。
LTEや3Gなどは、Bandという数字で分けられており、
となっています。
3社ともBand 1を使っています。Band 1は海外でも広く使われているため、ほとんどのスマホがこれに対応しています。
不思議なのが、実はBand 26はBand 18としても活躍するので、Band 26に対応していれば、Band 18対応でなくても良いのです。
docomoでは、Band 1をメインとして運用しています。また東名阪ではBand 3にて速度を向上させています。Band 19はプラチナバンドと呼ばれ、電波につながりやすくしています。
docomoの場合、Band 1/3/19に対応していることが望ましいです。
auはBand 18がメインです。Band 1も広く使われていますが、それだけでは不安定な場所もあるとか。
auの場合、Band 18(もしくは26)に対応していることが必要です。
SoftBankはBand 1と8がメインのため、こちらに対応しなければなりません。
DSDS
DSDSとは、スマホにSIMカードを2枚搭載できる機能です。これは主要3キャリアで販売されるスマホにはない機能ですが、SIMを2枚指すことができると、2回線を同じスマホで使い分けることができます。
バッテリー
バッテリーの容量は、mAhの値で表記されています。標準的なスマホでは、2500~3000mAhのバッテリーが搭載されています。
また、最近では急速充電の機能が搭載されたものがあり、短時間で充電ができるものがあります。
カメラ
カメラの性能は皆さんもかなり重視するポイントではないでしょうか。
カメラの性能は、画素数で評価されます。一般に画素数が高ければ、鮮明な写真が撮れます。
しかし、画素数の高さと実際の美しさは必ずしもイコールとはいえません。
カメラセンサーから入った情報をうまく処理できるか、によって美しさが大きく変わります。
また、最近ではレンズを二つ搭載するモデルも現れ、スマホのカメラは混沌とした世界になっています。
このあたりは、「機種名 カメラ」で検索すると実際に撮影してみた方のレビューが見れたりします。
また、SoCのAntutuベンチマークのように、カメラの性能を数値化したものもあります。
それが、DxOMarkです。
https://www.dxomark.com/category/mobile-reviews/
これを書いている12月現在では、Pixel 2がiPhoneを抜いてトップのようです。
音響
本体内蔵のスピーカーにはモノラルとステレオの2タイプあります。
当然ですが、ステレオの方が音がよいです。
また、イヤホンに出力される音声は、各社がそれぞれカスタマイズしている部分なので、一概にどれが良いとは言えません。
個人的には、Sonyの音声は本当に良いと思いますが、これは好みの問題ですね。
総括
ここまでかなり長くなりましたが、いかがでしょうか。
今まで書いたものすべてをみる必要はないと思います。
周波数は必ず確認しなければなりませんが、その他は一番重視するものを詳しく調べると良いでしょう。
たとえば、写真をよく撮るならカメラの性能を、ゲームをよくやるならSoCの性能を入念に調べると、後から後悔せずに済みます。
本当にたくさんの種類があるスマートフォン。皆さんも自分にぴったりの一台を見つけてください。
ではまた。